地震に備えるいくつかの方法
2020年10月末トルコ沖地震が発生し、トルコ・ギリシャでは今でも救助活動が続いています。
トルコでは軟弱地盤周辺の建物が倒壊し、死者・負傷者が多数出ているとのこと。
また、両国の間のエーゲ海で津波が発生したとのことで、揺れでは被害がなかったのに、津波の影響で被害を受けた方も多いことでしょう。
マグニチュードは7相当とのことですが、これまで地震がほとんど発生しなかった地域で揺れると、対策ができておらず甚大な被害に繋がります。
日本は地震大国です。
揺れやすい場所、揺れにくい場所は様々ありますが、いつも揺れているのが日本です。
もう25年も経ちましたが、まだまだ覚えている方も思い出す方も多いであろう阪神・淡路大震災。
もうすぐ10年を迎える東日本大震災。
2016年の熊本地震。
2018年の北海道胆振東部地震。
もちろんこの間にも揺れており、明日大地震が発生しないとも限りません。
だからこそ、いざ発生してしまっても被害が最小限になるように備えが必要で重要です。
今回はお家の地震や他の災害時「ライフラインの断絶に備える」いくつかの方法をご紹介します。
東日本大震災の際、あちこちの避難所で人が溢れました。
避難所ではない場所も避難所になり、まともに避難所としての備えがない中過ごす人も多かったようです。
トイレは入れるまでに長蛇の列。
食事が配られても冷たいままだったり、美味しくなかったり、十分な量がなかったり。
お風呂は無く、時々自衛隊が設置してくれる簡易の浴場でのんびりもできず。
寝る場所は固く冷たく、常に知らない誰かと同じ空間にいる状態。
もちろん避難している時にそんな贅沢なことは言えません。
だからこそ、ある程度自分の家で過ごせるための備えが必要です。
ライフラインは断絶してしまうと、復旧まで時間がかかります。
そこで自分で用意できるものとして以下のものが候補になります。
蓄電池
市販では売っておらず、太陽光発電と一緒に設置するタイプが多いようです。
また蓄電池は高額で、安く購入するためには国の補助金を受けることになります。
ZEH住宅(ゼッチ)にすることで蓄電池の補助金があるようです。
※環境省「平成31年度のZEH関連事業(補助金)について」を参照ください。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/zeh/h31.html
発電機
ホームセンターで比較的安価で手に入るタイプの発電機です。
ただし、発電させるためにはガソリン(自動車用でOK)が必要になります。
また手軽には購入できませんし、かなり条件は厳しいものになりますが、電気自動車・PHEV・ハイブリッド車は、車から電気を取り出すことができますので、ある意味発電機であり蓄電池ですね。
災害時に備蓄しておくべき水量は一人1日3リットルとされています。
ただし、これは飲料や料理に限ったことなので、おトイレやお風呂・シャワーになると全然足りません。
※お風呂に水をためると200リットル程必要になります。
また、小さいポリタンクを用意していても、給水車がくる場所まで行けなかったり、給水するにもかなり時間がかかったりもします。
一定量貯めておけるタンクがあると安心ですね。
10リットルくらいの貯水タンクはホームセンターでも手に入ります。
プロパンガス
災害時にLPガスは大変強い味方です。
都市ガスは地面の中に配管されていますが、災害時には安全性からガスの供給がすぐにストップします。
全ての安全が確認された後に復旧になるため、最後まで復旧しないのがガスとされています。
実際、東日本大震災の時に仙台市の中心部では、1ヶ月以上都市ガスが止まったままだと嘆いている方もいました。
ガスボンベの中身がなくなれば、また新しいものを持ってきてもらうという、ちょっと面倒な面もありますが、震災時には供給はガスボンベの残量さえあれば、止まることなく使えます。
どれも一朝一夕では備えることができないものが多いのが現状です。
だからこそ、震災に見舞われていない今が備えるチャンスの時間ではないでしょうか。
株式会社トータリアシンコー
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