お家を守る外壁、大丈夫?こまめなセルフチェックを!
外壁・屋根塗装をするのは外観のため、「見た目をキレイにしたいから」それだけの理由ではありません。一番大きな目的は、建物の寿命を延ばすためです。
お家を守る外壁は、雨風にさらされ簡単に劣化してしまいます。傷みや劣化放っておくと、知らぬ間に建物内部に雨水が入り、建物の腐食が進んでしまいます。腐食するのを防ぐためには、定期的な塗装の塗り替えが必要なのです。
外壁塗装や屋根塗装であれば数百万円のメンテナンス費用で済みますが、内部まで腐食した非常に深刻なケースで、全面的なリフォームを広い家で行うには、一千万円単位の高額なリフォーム費用が掛かってしまう場合もあります。
そこで、目に見えて大きな被害が出る前に、こまめなセルフチェック、定期的な業者によるお家点検、そしてメンテナンスを心がけましょう!
今回は、簡単にできる外壁セルフチェックをご紹介しますね!
まず、一般的な新築一戸建て住宅は、家を建ててから10年ほどで外壁塗装の塗り替えをすることが推奨されています。(メーカーや種類にもよる)劣化の主なポイントは、①ツヤの変化、②チョーキング、③カビ・コケ・汚れ、④コーキングの劣化、⑤ヒビ割れです。
チェック① ツヤの変化
ツヤがないのは劣化が原因です。
外壁を観察した際に、ツヤはありますか?
ツヤがあるということは、すなわち耐候性が高いということです。外壁は長いあいだ太陽の紫外線に照らされて、少しずつツヤが引けていきます。ツヤがなくなると、徐々に外壁が変色していくことに気付きます。ツヤがなくなってきた、変色してきたというのは、劣化のサインといえます。
チェック② チョーキング
チョーキングとは、外壁を触って、手の指に「白い粉」が付く状態のことです。これは、外壁塗装の衰えを確認できる一番簡単なチェック方法です。
ツヤの変化と同じように、長きにわたり強い紫外線を浴びていたこと、そして雨や風などに打たれたことが主な原因です。外部からの刺激により塗膜が劣化すると、塗料に含まれている顔料が白い粉状になって出てきます。これが手につく白い粉の正体なのです。
チェック③ カビ・コケ・汚れ
目立つ汚れに注意!
ふと、外壁をみたときに表面にみどり色の汚れや黒く変色した部分があるのに気が付くことはありませんか?
これは、カビやコケが繁殖したことによる汚れです。日が当たりにくい北側の壁にカビやコケなどの汚れが多くみられ、そのまま放置していると、繁殖がさらに進んでしまいクリーニングをしても汚れが落ちなくなることもあるので早めの発見が大切です。
チェック④ コーキングの劣化
日本の一戸建て住宅の多くが、外壁素材にサイディングを使っています。
このサイディングの一番の弱点がコーキングの劣化です!
サイディングは、外壁にサイディングボードを貼り付けて、ボードの継ぎ目の部分にはコーキング材(またはシーリング材)が埋め込まれています。このコーキング材は、サイディングボードとよりも劣化の進行が早いことから、早い段階で変色やヒビ割れ、変形などの変化がみられる場合があります。
紫外線や風、雨などが原因で劣化が進むため、劣化したコーキング部分をそのままにして置くと、ヒビ割れから水分が浸み込んでしまうことがあります。結果、外壁の内側に水分が浸み込み、サイディングボードの変形や建物自体の劣化にも繋がり、最悪の場合、壁全体の改修工事が必要になります。
サイディング外壁のお家は定期的にコーキングのチェックをしてください!
チェック⑤ ヒビ割れ
一言に「ヒビ割れ」といっても、種類があります。
小さなヒビから大きなヒビまで、外壁塗装のヒビ割れには大まかに分けて二種類です。(※「ヒビ割れ」は「クラック」とも呼ばれます)
小さなヒビは、塗装の表面あたりに起こる「ヘアークラック」と呼ばれるヒビで、大きなヒビは塗装の下地あたりから割れてしまっている「構造クラック」と呼ばれています。構造クラックは、建物の安全性をも揺るがすこともありますので、セルフチェックでヒビ割れを確認したら、早急にどの種類のヒビ割れなのかを外壁塗装の専門業者に診断をしてもらう事をおすすめします。
以上が、簡単なセルフチェックの項目です。
とはいっても、目視でチェックできる範囲は限られていますし、築10年近く経っているのでそろそろしっかりチェックしたいという方もいらっしゃると思います。
ただいま、弊社では「お家の健康診断」を無料で承っております。
気が付かなかった!では済まされない、お家の不具合をいち早く発見し、補修が行えるように、この機会にぜひご検討くださいませ。
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