気になる「換気」どうしてる？ - 大阪府吹田市の新築・注文住宅ieru

公開日：2020年09月18日カテゴリー：おうちの豆知識タグ：

適切に換気してますか？どの程度換気してますか？

新型コロナウイルスは空気感染するということは今のところ報告されていません。
ただ、コロナウイルスを含んだ飛沫から水分だけが蒸発し、ウイルスだけが残った状態を「エアルゾル」といいます。
このエアルゾルとなったウイルスは3時間程度空気中に漂っていると言われています。

だからこそ、医療関係者の方々も「こまめに換気してください」とアナウンスしているんですね。

換気すれば空気中のエアルゾルは屋外に排出されます。
結果的にコロナウイルスの感染の恐れが低くなるということですね。

でも換気って
「どのくらい換気すればいいの？」
「1日何回すればいいの？」

という疑問がありますね。

窓開けておけばいいんでしょ？

いいえ、窓を開けただけでは十分に換気できないんです。

そこで今回は、適切な換気の時間や回数、換気方法を紹介します。

●推奨される換気時間・回数は？

通常であれば、2時間に1回、5～10分程度を目安に換気をしたほうが良いとされています。

しかし、新型コロナウイルス感染症が大流行し、パンデミックだと騒がれた今、
2時間に1回でいいのか？という疑問も残りますね。

更に、間違えた換気方法では、長時間換気しても全く効果が出ない場合があります。

●正しい換気方法

■窓を開ける■

・適切な窓の開け方
お部屋に2つ以上窓があれば、どちらも開放し空気の通り道を作りましょう。
できれば対角線に窓を開けることができればベストです。

窓が1箇所しかない場合は、
お部屋の中心から窓に向かって、サーキュレーターなどで空気を送りましょう。

窓がないお部屋の場合には、
窓のないお部屋（例えば収納スペースなど）から、窓のあるお部屋まで扉や壁などに風を当てながら、風の通り道を作りましょう。

●あまりよくない換気方法

窓を開けるといっても、全開にしては効果があまり出ません。
風の流れが速いほど換気の効果が出ます。
入口が大きいほど、風の流れるスピードが遅くなります。

窓を開けるなら、風が入るほうは小さく狭く、風が流れ出るほうは大きくあけておきましょう。

■24時間換気システム

窓を開ける換気方法は確かに簡単で、都合の良い時に換気ができますが、
夏の暑い日、エアコンで快適な温度にしたのに、換気で逃がしてしまってはもったいないですね。
また冬も、折角暖めたのに逃がしてしまうのはつらい・・・

そこで便利なのが24時間換気システムです。

上の写真はお風呂の換気システムにある24時間換気システムのボタンです。
「換気」と「24時間換気」のボタンがありますね。
できればこの24時間換気はつけておきたいところです。
下の「換気」ボタンはある一定時間が経過したら消えるタイプとなります。

これも一種の24時間換気システムの一つ「通気口」です。
こちらのタイプは、押すとすこーし隙間ができて換気ができるタイプですが、
急激な風を通すことはできません。
そして閉め忘れることも多いタイプです。
ただ、穴が開いているだけなので、夏はここから暑い外気が、冬は冷たい外気が入り込みます。
なので閉めてしまっている方も多いと思われます。
こちらも24時間あけたままにしておくのが原則です。

24時間換気は、2003年7月以降全ての建造物に設置することが原則義務付けられました
24時間換気システムは回し続けることで、およそ2時間でお部屋の空気が全て入れ替わるようになっています。

●販売されている24時間換気システム

【LIXIL】

エアマイスターという熱交換換気システムです。
空気清浄機能もついているので、ペットやタバコのにおいに敏感なご家族にも配慮できるシステムです。